イギリスの2012年ネイルカラーの市場価値がリップカラーに並ぶ

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2013.09.12

編集部

英リサーチ会社ミンテルは、イギリスで2012年のネイルカラーの市場価値が初めてリップカラーに並んで2億2900万ポンドになったという新しい調査結果を発表した。

化粧品市場で、ネイルカラー、リップカラーの両カテゴリーの継続的成長は業界の売上を後押ししている。2011年のネイルカラーの市場価値は同社分析によれば、2億2100万ポンドに対し、リップカラーは2億2400万ポンドだった。2013年にはネイルカラーは1.7%の成長率を予測しており、今年の終わりには、ネイルカラーの市場価値は2億3300万ポンドに成長すると見込まれ、リップカラーの推定市場価値2億3200万ポンドを追い越すとの見解が先行している。

新しいネイルカラー製品の市場投入は2008年~2012年の4年間で4倍にも増加しており、これはマニキュアの新成分開発やネイルアートなど革新的な製品開発が加速した結果が大きいと読み取れる。2008年に発売された化粧品部門の総新製品の内、10%がネイルカラー製品だったが、2012年には26%にまで急増した。今年(2013年1月~8月)のネイルカラーの新製品発売の同比率は27%とリップカラー製品(同比率26%)、アイカラー製品(同比率23%)を抑えて、既に一歩リードしているという。

ネイルカラーの躍進の背景について、同社パーソナルケア・アナリストのシャーロット・リビー氏は、消費者は自己の個性を表現するためにマニキュアを取り入れ、さらにシーズン毎に進化するトレンドから取り残されないように新製品を購入するのではないか、と分析する。ネイルアートは特に若い女性層に人気があり、自宅で簡単に自分の爪の外観を個性的に演出できるアイテムの必要性は高まる傾向にあり、また、財布に優しい価格設定が消費者の購買欲を刺激するとしている。

 

同社の調査によれば、イギリス人女性の59%がマニキュアを使用しており、16歳~24歳の使用率は72%と最も多く、65歳以上の女性の間では48%という。一方、付け爪の使用率は全体で7%とイギリスでは付け爪は浸透していないようだ。

 

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