独ヘンケル、ベルリン発のD2C化粧品販売ベンチャーの過半数の株式を取得

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2020.08.5

国際部

独日用品・化学製品大手ヘンケルは、7月31日、化粧品ブランドの消費者向け直販(D2C)を展開するInvincible Brandsの株式75%を取得したと発表した。 買収額など詳細については明らかにされていない。Invincibleが開発したプレミアムブランドは HelloBody、Banana Beauty、Mermaid + Meの3つで、ヨーロッパ市場を中心に顧客を急速に獲得している。今回の取引を通じて、ヘンケルはビューティーケアにおけるD2Cの市場開拓の足跡を大幅に拡大し、マーケティング、イノベーションなどの分野で強力なデジタル機能を追加する方針。

Invincible Brandsは、2015年11月、ベルリンでBjoern Keune氏とGennadi Tschernow氏によって創設された。化粧品のD2Cブランドを開発して革新的なデータ主導のソーシャルコマースとパフォーマンスマーケティングを採用してビジネス拡大に成功している。 HelloBodyブランドではスキンケア、ボディケア、ヘアケアを展開しており、 Banana Beautyでは口紅やアイライナーなどのカラー化粧品を提供し、Mermaid+ Meではヘアケア製品に特化した路線を取っている。2020年6月から過去12か月の同社の総売上高は約1億ユーロに達したという。

ヘンケルのビューティーケア事業担当エグゼクティブバイスプレジデントであるJens-MartinSchwärzler氏は、発表文の中で次のように述べている。 「この買収により、魅力的なカテゴリーで急成長しているプレミアムブランドのポートフォリオを強化します。消費者との1対1の対話を通じて、小売業全体にとって重要なイノベーションを生み出すための洞察力を拡充します」

参考リンク
henkel.com

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