蘭化学品販売IMCDグループ、ブラジル市場参入
2013.09.19
編集部
オランダの特殊化学品販売大手のIMCDグループはブラジルの化学品販売のMakeni Chemicals(マケニ化学)の株式の過半数を取得したと発表した。これにより、IMCDはブラジル市場に参入することになる。
マケニ化学は1981年にサンパウロで創業。現在、ブラジル国内に9つの営業所、品質管理の研究所などを完備して特殊化学品の販売を展開している。年間の売上は200百万ブラジル・レアル。創業者のMedrano氏が引き続き、少数株を保有して経営に参加する方針としている。
IMCDグループの最高経営責任者のPiet van der Slikke氏は、今回の契約に関して、ラテンアメリカ市場での経営戦略の重要な第一歩になるとし、「マケニ化学とのパートナーシップをより強固にして潜在市場でのさらなる事業拡大に励みたい」とコメントしている。
IMCDグループは、オランダのロッテルダムを拠点にパーソナルケアや医薬品など特殊化学品、および食品成分の販売、マーケティングをグローバルに展開している。同社HPによれば、現在、世界39カ国で支社、研究所、販売網を構築しており、年間13億ユーロの売上を計上している。