イギリスの化粧品およびトイレタリー業界2020年の年間売上10%減少予測

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2020.09.2

国際部

イギリスの化粧品業界は今年、大きなマイナス成長を記録する見通しのようだ。英マーケットリサーチ会社 GlobalDataは、イギリスの化粧品およびトイレタリー産業の2020年の売上は前年より10%(約17億ポンド)減少するという予測をこのほど発表した。

同社の調査によりと、イギリスの消費者のほぼ半数(43%)は、外出する頻度を減らして(または減らす計画)おり、化粧品とトイレタリー製品群で不可欠なものと不要なものの区別化が明らかになると予測している。外出時のマスク着用の義務化は化粧品の必要性をさらに減らしていることも明らかになった。

新型コロナウイルス感染症拡大により収入が減少したイギリスの消費者は、将来的に安い価格帯の美容製品やグルーミング製品を購入するようになると予測しているほか、 経済的および金融的不確実性がこの傾向をさらに推し進めるとみられる。特にメイクアップ、香水部門は 一般的に使用されるスキンケアや口腔衛生よりも需要が大幅に低下すると予測されている。

GlobalDataのコンシューマーアナリストであるLia Neophytou氏は、「イギリスの化粧品およびトイレタリー業界のすべてのセクターは、2021年に再び成長すると予想されるが、コビット-19以前の値への回復は難しい」と述べている。

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