米化粧品大手コティ（本社：ニューヨーク州）は9月17日、2013年度の年間売上が前年度比2%増加の46億ドルを計上したと発表した。決算報告によると、カラーコスメティックと香水部門の売上が堅調で、特にリンメル、マーク・ジェイコブス、クロエ、プレイボーイなどのブランド製品の売上の増加が好成績に繋がった。

地域別ではアジア太平洋地域が前年度比5%増加と成長が著しかった。アメリカ地域は2%の売り上げ増加。南ヨーロッパ地域は依然、景気低迷ではあるが、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域としては前年度比1%増加の売上だった。

カラーコスメティック部門では、アメリカとヨーロッパでの市場シェアを拡大した。リンメルの革新的なカラーコスメティックの製品ラインが顧客層を大幅に増やし、二桁代の成長を記録した。

香水部門ではマーク・ジェイコブス、クロエ、プレイボーイのブランドのほか、今年新しく設立した米女性シンガー、レディ・ガガの香水ブランドが部門の売上を後押しした。

一方、スキン＆ボディケア部門は前年度比4%の売上減少の結果となった。これは、前年と比較すると大々的なスポーツイベントが2013年度はなく、マーケティング戦略不足でアディダス・ブランドの売上が減少したためと分析している。