資生堂、アジアパシフィック地域CEOにニコール・タン氏任命
2020.10.8
国際部
株式会社資生堂が、9月30日発表したグループの新人事(10月1日付け)でアジアパシフィック地域CEO兼資生堂アジアパシフィック Pte. Ltd.の社長としてニコル・タン氏を新しく任命した。海外メディアの一部は、資生堂は148年の歴史を経て初めて女性の最高経営責任者を採用したなどと報じた。
ニコール・タン氏は、エスティーローダー社でアジア部門のビジネスを担当していた実績がある。今後は、資生堂の地域責任者としてアジア太平洋地域における事業の戦略的ビジョンを策定および実行し、資生堂グループポートフォリオのブランドとビジネスに関連する地域内のすべての活動を監督する。
発表文の中でタン氏は、「アジア太平洋地域の資生堂チームと協力する機会を与えられたことを嬉しく思い、光栄に思います」と述べており、これまでに蓄積してきた同地域での専門性を生かし、消費者とのつながりを強化しながら、オムニチャネルと流通の関連性を高めることを目指す意向。