再利用マスクの世界市場は2027年までに70億ドル規模に成長予測

最新商品

2020.11.4

国際部

米リサーチ会社Grand View Researchは、世界の再利用可能なフェイスマスクの市場規模は2027年までに70億8000万ドルに達するという予測をこのほど、発表した。2019年の同市場は13億ドルと評価されており、2020年から2027年にかけて23.5%の年平均間成長率(CAGR)で市場は拡大する見通し。

市場予測と業界トレンド分析は、同社の有料レポート「Reusable Face Mask Market Size, Share & Trends Analysis Report By Material (Cotton, Nylon), By Application (Personal, Commercial), By Distribution Channel (Offline, Online), By Region, And Segment Forecasts, 2020 – 2027」で解説している。

大気汚染、ほこり、煙の悪影響に関する認識が高まる中、新型コロナウイルスのパンデミックは世界市場を大きく牽引する要因になる。マスクは感染者や環境からのウイルスの拡散を抑える効果的な方法であるという認識が人々の間で高まっている。

医療従事者にN95を含むサージカルマスクの使用を優先する認識が高まっているため、再利用可能なマスクの需要が一般の人々の間で拍車をかけており、今後もこの傾向は続くようだ。2020年6月、米国疾病予防管理センターは、公共の場でコロナウイルスの感染を防ぐために布製マスクを着用することを推奨し、また 世界保健機関も布製マスクに綿を使用することを推奨しているので再利用可能なフェイスマスクは急速に需要拡大すると予測されている。

2019年の世界市場をみるとアジア太平洋地域は33%以上の最大のシェアを誇った、素材に関しては、綿セグメントが市場をリードし、2019年の世界収益の69.1%のシェアを占めた。北米市場は2020年から2027年にかけて最速のCAGRで拡大すると予想されている。

#

↑