NHN Japanが中小企業・店舗向け有料アカウント「LINE@」を開始
2012.12.8
編集部
スマートフォン向けの無料通話・電話アプリ「LINE」を提供するNHN Japanは、12月4日、ビジネスアカウント「LINE@」(ラインアット)サービスを開始した。クライアントには中小企業や地域の飲食店、小規模店舗などを想定する。月額利用料金は5,250円。
LINE@は、企業アカウントを「友だち追加」したユーザーに対し、メッセージやクーポンなどを一斉配信ができるサービス。プッシュ形式で情報を送るため、閲覧率が高いというメリットがある。
同社はこれまでも大手流通、メーカー、小売企業に対してビジネスアカウントを提供し、大きな反響を得ている。これまでの例では、「ローソン」や「牛角」においては、モバイル向けメールマガジンのクーポンに比べて、LINEから配信したクーポンが2倍以上使用されるなどの効果がみられたという。
LINE@は、地域でビジネスを展開する事業者や中小企業など、様々な業種が利用できるよう料金を抑え、初期費用5,250円、月額利用料金5,250円に設定した。ただし購読者数は1万人と制限を設けている。登録した事業者は、店舗や自社のウェブサイトなどを通じて店舗のアカウントを利用者に知らせる必要がある。
ビジネスアカウントでは、飲食、美容、ホテルなどの地域で店舗を運営する企業に向けた「ローカルアカウント」、テレビなどメディアに向けた「メディアアカウント」、自治体など地方公共団体に向けた「パブリックアカウント」(無料)の3つを提供する。
顧客とのコミュニケーションを活発化させて来店動機を高めるには、効果の高いツールで、店舗情報を頻繁に発信する必要がある。今回のサービスは、地域密着型の美容サロンには特に有効といえるのではないだろうか。
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NHN Japan