13-15歳肥満患者への手術治療後転帰は良好

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2021.02.9

国際部

ティーンエイジャーの肥満手術の転帰を調査した論文が2月1日、「Pediatrics」オンラインに掲載された。

米国で肥満手術を受けた10代の患者242例を対象に、10代前半と後半の術後転帰を比較。13-15歳の66人と16-19歳の162人のBMI変化率、併存疾患転帰(高血圧、脂質異常症、2型糖尿病)、栄養異常、生活の質などを比較検討した。

その結果、高血圧と脂質異常症の寛解率に有意差は見られなかった。2型糖尿病の寛解率は両グループともに高かったが、16-19歳のグループでは統計的に高かった。減量度および生活の質は両グループ同等だった。13-15歳のグループでトランスフェリン上昇およびビタミンD値低下の発生率が低かった。小児への肥満手術の検討は若年であることを理由に否定するべきではなく、医師は臨床適応があれば手術を全ティーンエイジャーに検討するべきことを示唆すると結論された。

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