英ユニリーバは、22日、2021年上半期（1月〜6月）の業績を発表した。売上高は前年同期比0.3%増の257億9100万ユーロで、営業利益は前年同期比5.2％減の44億2600万ユーロだった。 基礎となる売上高が増加したものの、為替によるマイナス影響と投入コストのインフレで今期は減益となった。

ビューティー＆パーソナルケア部門の売上高は3.3%増加して104億ユーロ、食品＆リフレッシュメント部門の売上高は、アイスクリームなどの好業績で8.1%増加し102億ユーロを記録した。ホームケア部門の売上高は4.5%増の52億ユーロだった。

ビューティー＆パーソナルケア部門の業績をみるとスキンケアとプレステージビューティブランドは２桁成長を記録した。同社は今年6月にプレステージビューティブランドPaula’s Choice（ポーラチョイス）の買収を発表しており、2021年第３四半期までに取引を完了する計画でいる。高成長分野へのポートフォリオを補充して収益増加を目指す。