皮膚炎症に関連する、リン酸化酵素の活性化抑制剤に特許下りる

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2021.08.5

編集部

株式会社アイビー化粧品(東京都港区/社長:白銀浩二)は7月26日、IR情報のなかで「PDK1の活性化抑制剤」の発明について、特許査定を受領したと発表した。

写真はイメージです

特許の概要は次の通り

【特許出願番号】特願2021-000438
【発明の名称】PDK1の活性化抑制剤
【特許権者】株式会社アイビー化粧品
【請求項】インドソケイの花の抽出物を有効成分とするPDK1の活性化抑制剤

PDK1とは、特定のキナーゼ(リン酸化酵素)の名称であり、インスリンシグナル伝達を含むいくつかの成長因子及びホルモンによって活性化されるシグナル伝達経路に重要な役割があるとされている。

また、同酵素の過剰な活性化は、皮膚の炎症などを誘導することが知られている。

今回の特許取得について同社は、「当社事業領域(注:化粧品、美容補助商品、化粧雑貨品等の製造及び販売)外の医薬品などへの利用可能性についても、特許請求項の範囲となることから、当該技術が活用されるように努めてまいります」としている。

なお、特許査定の受領による当期業績への影響は、現時点ではないとしている。

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