美容専門教育機関がVRで職業体験コンテンツを制作 文科省委託の実証事業に採択

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2021.08.20

編集部

美容などの専門教育を手がける学校法人三幸学園(東京都文京区/理事長:昼間一彦)は8月20日、同学園の「VRを用いた美容・観光分野における職業教育実践事業」などが、文部科学省委託事業の「令和2年度 専修学校における先端技術利活用実証研究」に採択されたと発表した。

同実証研究は、美容・観光(ブライダル)分野でのVR職業体験コンテンツ(美容、観光等の4職種)を、実務経験のある講師とVR制作の専門事業者がそれぞれ制作し、専門学校1年生及び高校生(合計延べ350人)にPCで受講してもらい、学習成果(入学希望度含む)を比較したもの。

その結果、専門学校1年生の90%以上が学習意欲喚起度が高まったと回答し、講師の制作するコンテンツは、VR制作事業者の制作するコンテンツと遜色ないことが示された。

また、オープンキャンパスで同コンテンツを受講することで、参加者のうち97%が、学校への入学希望度が向上することが分かった。

同実証実験で使用されたのは、株式会社スペースリー(東京都渋谷区/代表取締役:森田博和)のVRクラウドソフト。このVRソフトは講師及びVR制作事業者が制作する360°動画の再生に活用された。

なお、同学園は、並行して行なわれた「スポーツ及び保育人材育成における先端技術を利用した学習成果検証事業」でも同実証研究に採択された。

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