ニキビ瘢痕のフラクショナル高周波治療が有効性示す

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2021.08.23

国際部

ニキビ瘢痕へのフラクショナル高周波治療の効果を評価した試験結果が8月19日、「Lasers in surgery and medicine」オンラインに掲載された。

ダウンタイムが短い高周波を用いたニキビ治療は幅広く利用されている。今回の研究は、エビデンスの不足しているニキビ瘢痕へのフラクショナル高周波の有効性を検討する臨床試験を実施した。登録された被験者23人は、4週間おきに3回のFRF治療を受けた。FRFのアプリケーターチップは80ピンチップと160ピンチップの2種があり、チップの違いによる結果の比較も行った。治療による疼痛は視覚的アナログ尺度で評価した。被験者満足度質問票は、最終治療後6週および12週のフォローアップ受診時に記入した。被験者の画像は、Global Aesthetic Improvement Scale(GAIS)を使用して等級分けされた。

その結果、画像の評価ではベースラインから12週目のフォローアップまでに統計的に有意な改善を示した。被験者の満足度は高く、4点満点中3.27点(満足)の回答を得た。治療の疼痛は10ポイントの視覚的アナログ尺度で平均2.15と評価された、痛みは「軽度」だったと判断された。80ピンチップのGAISスコアは、ニキビ瘢痕を1.06ポイント、160ピンチップでは0.85ポイント改善した。被験者の95%が治療領域に軽-中等度または有意な改善を報告し、91%が友人にもFRF治療をすすめると回答した。

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