マスクへの色移り抑制と発色の持続を両立させた口紅 資生堂が実用化

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2021.09.7

編集部

株式会社資生堂(東京都中央区/代表取締役社長兼CEO:魚谷雅彦)は9月2日、新開発の成分を活用した新たなオイルコントロール技術により、マスクへの色移りのしにくさとみずみずしい透明感のある仕上がりの持続を両立させる、ハイブリッド処方の口紅の開発に成功したと発表した(図1)。

今回は、同社のオイルコントロール技術をさらに進化させ、水ベースのジェルの中に、独自成分とティント成分、そして密着油分・コート油分という2種類の油分を配合した。

それぞれが混ざり合った状態のジェルを唇に塗布すると、ティント成分は唇に染めつき、2種類の油分は独自成分のサポートを受けながら自動的に唇の上で「コート層」と「密着層」の二層に分かれて、塗布してから約5分で表面に非常につやのある滑らかな膜(図2)を形成する。

これにより、これまで課題とされてきたマスクへの色移りのしにくさと、みずみずしい透明感のある仕上がりの持続を両立させることに成功した。

同社は、この技術を活用して、マスクにつきにくく、みずみずしい発色が続く美容リップティント「マキアージュ ドラマティックリップティント」を10月21日に発売するとしている。

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