パナソニックのスピンオフ企業 マスク着用顔の年齢・性別属性取得エンジンを開発

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2021.09.17

編集部

画像の情報処理技術などを企画・設計・開発するPUX株式会社(大阪市中央区/代表取締役:深江秀和)は9月13日、マスクを着用した状態でも高精度に顔を検出、属性情報(年齢・性別)の取得が可能な「顔認識エンジン FaceU Ver3.5」を利用し、「i-PRO AIネットワークカメラ」で動作するソフトウェアを開発したと発表した。

また、また、AIネットワークカメラに搭載されているAIプロセッサを活用することで、処理速度の高速化※1を実現した。

※1:組込み機器で一般的に使われるARM系CPU処理と比較して5倍以上の高速化が可能

同社の発表によると、この「FaceU Ver3.5」は、マスクを着用した顔の認識性能が「顔の検出精度」95%以上※2、「顔の年齢・性別情報の取得率」90%以上※2となっている。

※2:同社PUX評価データセットに基づく

今回の開発により、「従来の技術ではマスクで顔が被覆されているため、顔を検出しづらい」、「マスクをしているため、年齢・性別等の属性情報を取得できない」といった課題解決に向けたソリューションを開発することが可能になると同社は説明している。

なお、「FaceU Ver3.5」が実装される「i-PRO AIネットワークカメラ」は、高画質・高性能かつ、屋外機能をもつもので、開発製造は、パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社が行っている。

また、PUXはパナソニック株式会社からスピンオフしたベンチャー企業。画像認識技術の研究開発、ミドルウェア、アプリケーションソフトウェアの開発・販売、及びライセンス事業を行っている。

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