カネボウ スーパープレステージブランドの旗艦店を中国EC「天猫」にオープン

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2021.09.27

編集部

株式会社花王(東京都中央区/代表取締役社長執行役員:長谷部佳宏)は、2021年9月9日にアリババグループが運営する中国最大のB2Cオンラインショッピングモール「天猫(Tmall)」に、カネボウ化粧品のスーパープレステージブランド「SENSAI(センサイ)」の旗艦店をオープンした。

美容意識の高まりなどを受けて特に伸長の著しい中国のプレステージ化粧品市場において、同ブランドのプレゼンスを早期に確立していく。

そのために、EC主導によるDX事業モデルでのブランド育成に力を入れる。旗艦店の運営に加え、SNS上でのコミュニティやショップ運営、会員制度(ポイントプログラム)による顧客管理なども活用することで日本のブランドとしてのロイヤル顧客の醸成を行っていく。

また旗艦店オープンに合わせ、同日から10月9日には上海市内の「上海上生新所 蔦屋書店」に「体験ルーム」をオープン。

このことについて同社は「SENSAIのブランド思想や、商品特長への理解促進を図ります。今後も随時POP-UP施策を実施し、リアルな接点においてもブランドとファンの絆を深め、世界観を五感で感じてもらう体験の場を提供しています」としている。

今回の事業について同社化粧品事業部門 SENSAIブランドグループ長の山口聡一氏は「Tmall旗艦店オープンは、SENSAIブランドにとって大事な一歩です。成長著しい中国のプレステージ化粧品市場に向けては、国内EC、免税、インバウンドと、あらゆる方向からのアプローチを徹底強化していきます。2022年には、国内への実店舗出店も計画しています」と述べている。

なお、同事業を取り上げた9月17日付けの日経電子版では、中国の化粧品市場について「新型コロナウイルスから経済がいち早く回復しつつある中国では、化粧品市場の成長が続く。海外旅行に行けない富裕層を中心に高額商品の売れ行きが好調だ。一方で現地メーカーの台頭もあり、競争環境は激化している」と報道している。

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