白髪・グレイヘアに関する意識調査2021 ホットペッパービューティーアカデミーが発表
2021.10.5
編集部
株式会社リクルート(東京都千代田区/代表取締役社長:北村吉弘)の美容調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は9月28日、20~69歳の男女1,034人を対象にした「白髪・グレイヘアに関する意識調査」の2021年の結果を発表した。なお、この調査は2016年から継続して行われている。
同調査で、白髪が気になりだした年齢を聞いたところ男性37.9歳、女性41.1歳で男性の方が約3年早い結果となった。白髪が気になりだしてから、実際に染め始めるまでは男性2.5年・女性1.5年のタイムラグが存在している(グラフ1)。
次に、白髪染め実施者の白髪の染め方を聞いたところ、男女ともブラックや濃いブラウンなど「白髪を隠す」色味が減少傾向にある一方、「白髪をぼかす・なじませる」カラーや、バレイヤージュ・ハイライトといった「白髪を生かす」デザインの需要が上昇傾向にあることがわかった(グラフ2)。
3番目は、白髪染め実施者の「サロン染め」と「自宅染め」の比率について調査した。その結果、男性の1位は「自宅で市販品で白髪染め・おしゃれ染め」、女性の1位は「美容室・理容室で白髪染め・おしゃれ染め」となった。サロン染めと自宅染めの併用者は18.5%であった(グラフ3)。
4番目には、白髪染め実施者に、白髪染め1回あたりにかけてもよいと思う金額について聞いた。その結果、理美容室・専門サロンでは男性平均2,000円強、女性では平均3,000~4,000円程度で、直近3年でいずれも上昇傾向となった(グラフ4)。
そして5番目には、サロン染めでうれしかった・感動した経験について尋ねた。その結果、男性は「手間がかからず楽だったこと」、女性では「仕上がりがきれいだったこと」がそれぞれトップであった。また、サロン染めのほうが長持ちした、自分の髪の傾向にあったアドバイスをしてくれたと評価する人が2割前後と一定数存在した(グラフ5)。
なお、同調査では芸能人のグレイヘアについての印象も尋ねた。その結果、「グレイヘア」という言葉に対する認知は高く、男性約8割、女性は9割以上となった。グレイヘアがすてきだと思う芸能人は、男性「吉川 晃司」、女性「近藤 サト」で、共に2019年から3年連続で1位を獲得している(グラフ6)。