世界の男性パーソナル市場は2030年までに2700億ドルを超えると予測

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2021.10.7

国際部

米市場調査会社Allied Market Research(アライドマーケットリサーチ)は、10月5日、男性のパーソナルケア業界の最新の市場予測レポートをリリースした。これによると、世界の男性用パーソナルケア業界は2020年に1248億ドルを生み出し、予測期間の2021年から2030年までの間、年平均成長率(CAGR)8.6%で成長し、2030年には2769億ドルに達する見通し。

同社公式サイトで有料レポートは入手可能となる。”Men Personal Care Market by Type (Hair Care, Shaving, Oral Care, Personal Cleanliness, Skin Care and Others), Age Group (18-29 years, 30-59 years, and 60 years and above), Price Point (Low, Medium, and High) and Distribution Channel (Hypermarkets & Supermarkets, Drug Stores or Pharmacy, Mass Merchandiser, Departmental Stores, Mono-brand Stores, Specialty Stores, and Online Sales Channel): Global Opportunity Analysis and Industry Forecast 2021–2030.”

同市場の推進要因として、企業のライフスタイルの変化、製品の差別化、都市化の出現を主要要因としており、消費者のライフスタイルの変化とオンラインショッピングの浸透は、今後数年間で新しい成長機会をもたらすと予測している。一方、原料価格と包装コストの増加などは市場の成長を妨げる要因にあげられている。

製品タイプに基づくと、オーラルケアセグメントは2020年に最も高いシェアを占め、世界の男性用パーソナルケア市場の4分の1以上を占めた。予測期間中、9.5%という最高のCAGRを示すと推定されており、引き続き主導的な地位を占める見通し。

流通経路に基づくと、ドラッグストアまたは薬局セグメントは2020年に最も高いシェアを占め、世界の男性用パーソナルケア市場のほぼ4分の1を占めた。予測期間中も引き続きリーダーシップを発揮すると予測されている。これは、営業時間の延長、ドライブスルーの場所、およびさまざまなパーソナルケア製品の入手可能性によるものと予測している。

地域に基づくと、北米は2020年に最大の市場シェアを獲得し世界の男性用パーソナルケア市場のほぼ3分の1を占めた。予測期間中、9.4%という最速のCAGRで成長する見通しで収益の面で引き続き優位に立つと推定されている。これは、米国やカナダなどの国々での高齢化人口の増加とインターネット普及の増加に起因するとしている。

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