薄毛が気になる部位、男性は「頭頂部」「前頭部」女性は「分け目」「頭頂部」 ホットペッパービューティーアカデミーが調査
2021.10.14
編集部
株式会社リクルート(東京都千代田区/代表取締役社長:北村吉弘)の美容調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は10月7日、2021年の「薄毛に関する意識調査」の結果を発表した。
同調査は、2016年より20~69歳の男女を対象に行われているもので、10月20日の頭髪の日にさきがけて発表された。
これによると、現在「薄毛である」と回答した人の割合は、男性は3割弱、女性は1割弱であった。ただし、「薄毛である」と回答した人の割合は男性が高いが、「薄毛を気にしている」人の割合は女性が高い結果となった。
また、現在薄毛の認識がない男女でも約3割が「不安がある」と感じており、2割弱はすでに「対策をしている」と答えた(Q1グラフ)。
次に、「薄毛である」と回答した人に対して、「薄毛が気になりだした年齢ときっかけ」について尋ねたところ、平均では男性が女性よりやや早く、38.4歳であった。
薄毛が気になりだしたきっかけは「鏡を見ていたとき」など自分自身で気づく割合が増加傾向にある一方、「家族」や「友人・知人から(指摘されて)」気づく割合は減少傾向にあることがわかった(下グラフ参照)。
同様に「薄毛が気になる部位」を聞いたところ、男女ともに「頭頂部」が気になると回答する割合が高かった。男女の違いでは、男性は「前頭部」、女性は「分け目」と回答する割合がそれぞれ高かった(下グラフ参照)。
そこで、「薄毛対策にかけている金額とかけてもよい金額」を聞いたところ、「薄毛対策にかけている金額」・「かけてもよい金額」ともに男性のほうが高く、「薄毛対策にかけている金額」は男女とも3年間で上昇傾向にあることがわかった(下グラフ参照)。
年代別にみると、男性は「薄毛対策にかけている金額」・「かけてもよい金額」ともに20代が最も高く、おおむね年齢が上がるごとに減少傾向にある。女性は20代・30代が他の年代と比較して「薄毛対策にかけている金額」・「かけてもよい金額」が高いことがわかった(下グラフ参照)。
また、薄毛対処方法の情報取得源について聞いたところ、「インターネット検索」が男女ともに最多であった。「美容師・理容師に相談する」は男女では女性のほうが参考にしている割合が高いことがわかった(下グラフ参照)。
今回の調査結果について同機関の研究員は、「『薄毛対策にかけている金額』についてはここ3年で増加傾向にあり、とくに20代男性や20代・30代女性は他の年代に比べて対策費用が高めです。実は、全体としては女性の割合が高い『美容師・理容師に相談する』も、年代別に見ると20代男性が最も高いことが分かっており、サロン介在価値を広げられる可能性がありそうです」とコメントしている。