中国化粧品NMPA申請 原料チェックサービスがリニューアル 法改正に対応

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2021.10.18

編集部

アジア全域の化粧品などの行政申請などを手がける株式会社ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパン(東京都港区/代表取締役CEO:岩田修一)は10月8日、中国化粧品NMPA申請を検討する際に必要となる中国の化粧品関連法規に照らした製品成分チェックサービスをリニューアルしたと発表した。

これは、今年31年ぶりに全面改訂し、施行された化粧品監督管理条例並びに関連法規、6年ぶりに改訂された既使用原料目録(いわゆるポジティブリスト)によりチェックが必要な項目が増大し、簡易的なチェックでは製品の申請可否の見極めがつきにくくなったことへ対応したものだ。

成分チェック結果例

新しい製品成分チェックサービスでは、製品の使用方法「リンスオフ(洗い流す製品)」「リーブオン(洗い流さない製品)」を選択し各成分の含有率を記入することで、従来の成分の使用可否だけでなく、中国での過去最大使用実績を参照して安全性情報の提出の要否、また化粧品安全技術規範に照らして当該成分に使用制限があるか等を包括的に確認できるようになったという。

このサービスについて同社は、「単なる成分の使用可否だけで製品処方設計をするのではなく、NMPA申請において工数がかかる原料の最大使用実績を超えた場合に必要となる安全性情報要求を避けた製品処方設計が可能となります」と説明している。

また、成分チェック結果で提供する情報は、次の7つだ。
・中文INCI
・使用可否(ポジティブリストNO)
・禁止原料である場合、その旨
・新原料である場合、その旨
・リンスオフ、リーブオンごとの過去実績最大使用含有率
・対象製品が最大含有率を超え、含有率に対する安全性情報要求がある場合、その旨
・ポジティブリストに基づき安全技術規範を参照する場合はその内容

なお、今回のリニューアルにより、チェック工数が大幅に増加したため、利用費用が高くなった。具体的なサービスや金額については、https://wwip.co.jp/cosme/#index_id2から知ることができる。

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