日焼け止めの日焼け止め係数（SPF）が他の化粧品との併用によって変化するかを検討した研究結果が10月21日、「Photodermatology, Photoimmunology & Photomedicine」オンラインに掲載された。

今回の研究では、25人のボランティアの協力を得て、4種類の日焼け止めを使用し、保湿クリームとの併用による日焼け止めの保護効果への影響を調査した。日焼け止めはISO規格品のSPF16およびSPF63、市販品のSPF50およびSPF50＋を使用した。評価は紫外線（UV）反射画像とその分析を使用して、保湿クリームの有無、日焼け止めとの組み合わせで比較した。

その結果、UV反射率分析は、保湿クリームなしと比較した保湿クリームありで、有意な変化を示さなかった。保湿クリームの有無と日焼け止めとの組み合わせでは、どの場合でもUV反射レベルに有意差はなかった。これらの結果から、SPF値の高低に関わらず、日焼け止めの効果は保湿クリームの併用によって変化しないことがわかった。