仏ロレアル、米ビーガンスキンケアYouth to the Peopleを買収
2021.12.14
国際部
フランス大手化粧品会社ロレアルは、8日、米国カリフォルニアに本拠をおくビーガンスキンケアYouth to the People(ユース・トゥ・ザ・ピープル)を買収すると発表した。買収額など詳細については明らかにされていない。
ユース・トゥ・ザ・ピープルは、2015年に二人のいとこGreg Gonzalez氏とJoe Cloyes氏によってロサンゼルスで設立された。両氏は植物抽出物と革新的な有効成分を利用して40年前にスキンケアラインを始めた祖母に触発されて起業したという。緑茶、ケール、ほうれん草などのスーパーフード抽出物とプレミアムビーガンブレンドの化学成分を組み合わせて高性能スキンケア製品を開発および販売している。米国、カナダ、オーストラリア、イギリスで展開するブランドは、D2Ceコマースと化粧品小売チェーンを組み合わせたオムニチャネルを通じて急成長。2021年に5000万米ドルを超える売上を記録すると予想されている。
今回の買収について北米ロレアルの社長兼最高経営責任者Stéphane Rinderknech氏は、次のように述べている。「ライフスタイルから高性能美へ。私たちはこの特別なブランドの可能性を信じており、開発チームと協力して可能性の実現を支援できることを楽しみにしています。 Youth to the Peopleが、西海岸で増え続けるアメリカのブランドのポートフォリオに加わることに興奮しています。」