米食品開発会社、2014年の食品業界のトレンドを予測
2013.11.1
編集部
米大手食品開発Sterling-Rice Group(スターリング ‐ライスグループ)は10月30日、2014年に全米のレストランのメニューおよびスーパーマーケットの棚に陳列されるトレンド10品目の動向を発表した。消費者は引き続き健康志向を模索すると推測されるが、時折甘い誘惑にのることもあると指摘、オプションとして新トレンドに関心が行くだろうとしている。
1.レモン・ステップ:ドレッシングやソースに新鮮なレモンジュースや保存形式の主成分としてレモンが使用される。
2. リーフティー:紅茶、緑茶など本格派のリーフティーがフレーバーを加えて豊富な種類になって、夕食、デザートの共に提供される。
3.中東地中海:中近東のza’atar(スパイスのブレンド)やmarash(トルコの赤唐辛子)などの香辛料が伝統的な地中海料理に影響を与え、地中海料理の境界を拡大する。
4. ナッツの乳製品:カシューナッツ、アーモンド、そしてピーナッツから作られたドリンクやソースが食卓に並ぶ。
5.黄金の卵黄:チーズや乳製品に加えて料理やソースに濃くとクリーミーさを加えるために卵黄が使用される。
6.洗練された典型的アメリカ料理:ハンバーガーとフライドポテトに加えて、クリーミーシーザーや他の高級なサラダがセンタープレートのメニューに加わる。
7.蒸す、湯がくの調理方法復活:水での調理に代わり、ワイン、コーヒー、ビール、スモーキーな液体を活用した調理方法で風味に豊かさが増す。
8.寿司を超えた海苔:寿司として海苔を食べるだけでなく、海苔はスナックとして塩味やうまみが豊富な調味料が加わって登場。
9.進化するパスタ:従来のパスタからグローバルなスパイスや穀物を材料にするパスタが、あらゆる規模の新たな形状に進化する。
10.農場から食卓へ新フレーバー:小規模生産者が提起したエキゾチックな肉 (ヤギ、ウサギ、ハトなど )が新しい良質のタンパク質として選択肢に加わる。
スターリング ‐ライスグループは米コロラド州ボルダーに本社を置く食品ブランド開発会社。ベンチャー企業から大手食品会社をクライアントに持ち、基礎研究から、戦略、設計、製品開発、マーケティングなどを提供している。今回の調査には100人以上の有名なシェフ、レストラン経営者、食通などの専門家でチームを結成してトレンドを調査した、としている。