独大手化学品開発のエボニック、上海に界面活性剤の工場開設
2013.11.7
編集部
独大手化学品開発のエボニック・インダストリーズは、化粧品や家庭用消費財市場で使用される成分開発のために中国の上海に新たな生産設備を起動させたと、このほど発表した。
上海化学工場パーク(SCJP)に新設された工場では有機特殊界面活性剤の製造拡大を図ったもので、年間に80,000トンあまりの追加容量を期待している。両性界面活性剤、アミドアミン、エステル、アルコキシレート、クワットなどの主要製品群に焦点を当てて生産する方針。
今回の投資について、「新しい生産工場およびR&Dセンターは中国市場での地位を向上する上で重要な役割を果たすだけでなく、成長市場地域全体に貢献するだろう」と同社コンシューマースペシャルビジネスユニット部長のClaus Rettig博士は語っている。
同社は既にインドネシアのブカシ市に同様の工場を運営しており、主に東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドのパーソナルケア、家庭用製品メーカーに資源を提供しているという。