インスタグラム視聴時間とボディイメージ、自尊心などの関連を調査した結果が4月7日、「JMIR formative research」オンラインに掲載された。

スペインの若年層（18～40歳）585人を対象に、インスタグラムの日常的な利用時間や閲覧するコンテンツの種類と、自尊心、身体比較傾向、身体イメージへの満足度との関係を分析した。摂食障害および精神障害の既往がある人は除外した。

その結果、インスタグラムの使用は、1日1時間未満が40％、1～3時間が51.8％、3時間以上が8.2％だった。自尊心尺度のRosenberg、他者との外見の比較傾向尺度のPACS-R、および体型アンケートのBSQには使用時間による3グループで有意な差が見られた。インスタグラムの使用時間が長いグループでは身体的不満のレベルが高く、外見の比較が多く、自尊心が低かった。さらに、さまざまなスケールで得られたスコアと視聴されたコンテンツの種類との関連分析の結果、主に専門的なコンテンツを視聴した人と、主にファッションと美容またはスポーツと栄養のコンテンツを視聴した人で違いは確認されなかった。