2014年の日焼け止め商品、キーワードは「大容量」
2013.12.5
編集部
「PA」や「SPF値」を表示するUVカット製品は、公的機関の審査を経るため、商品化まで3ヶ月~半年の期間を要する。2014年のUVカット製品開発は、2013年の今の時期からもうスタートしている。そんな中、化粧品容器メーカーの石堂硝子株式会社(大阪府大阪市東成区)は12月4日、日焼け止めのニーズや容器動向を分析した結果、2014年は「大容量」が1つのキーワードになる、との予想を発表した。
同社は、複数のコスメブランドが実施した「日焼け止め」に関わるアンケート結果などから、日焼け止めに対する女性の意識は季節やインドア、アウトドアに関係なく高まりを見せていることや、顔や腕だけでなくボディ全体に使用するなど使用部位が拡大していること、家族全員での使用とが増えていることを確認。日焼け止めは女性の専売特許ではなく家族全員で利用するスキンケア化粧品になりつつあると分析した。さらに、以前は30~40mlの容量が一般的だったが、最近では60~80mlの製品が増えているのは明白で、UVカット製品の大容量化はこれからさらに進むとみた。
具体的な容器の形態としては、大容量のチューブタイプが”注目株”と指摘。理由として、今年発売されたカネボウの「アリィ」、資生堂の「アネッサ」というUVカット製品の代表的ブランド2 つが、ともに60g入りのチューブタイプだったこと。同じく、マリークワントからリニューアル発売された「ブロック&ブロック パーフェク ト プロテクション」も50g入りのチューブタイプだったことを例にあげ、大容量のチューブタイプは市場を活性化している商材だと判断した。