2014年、ビューティ&パーソナルケアのトレンドはMixologiste

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2013.12.16

編集部

2014年のビューティー&パーソナルケア(BPC)のトレンドは「Mixologiste」(革新的な組み合わせ)が製品開発の鍵になるだろうと市場調査会社ミンテルは12月10日、オンラインで発表した。

同社は美容技術の開発はスキンケア、ヘアケア、カラー化粧品との間にオーバーラップしてきている傾向にあり、2014年はこの傾向がより一般的になり複合化すると推測している。BBクリームを一例に、数年前から多機能を追及した製品開発がメガトレンドになってきた。今後は、複数のカテゴリーから最もエキサイティングな技術を組み合わせて、新たな製品はもちろん、包装、マーケティング、マーチャンダイジングにまでおよぶ取り組みが複雑化する。これは市場に興奮の新感覚を追加し、結果的にこれから先の技術革新を推進するだろうと同社パーソナルケア事業のグローバル社長・ジェーン·ヘンダーソン氏はコメントしている。

ミンテルが独自に米国の女性消費者を対象に実施した多機能なメイクアップ製品に関する調査では、回答者の70%は多機能なリップ製品に関心があり、65%は多機能なファンデーション関連製品に関心がある結果だったという。これらの製品の利点として強調されているのは時間とコストの節約だった。ただ、時間が大切なアメリカ社会では、消費者はコスト削減(63%支持)より時間節約(68%支持)を優先している。

ヘアケア部門では、毛髪繊維を保護し強化する製品としてヘアケアのBBクリームが登場した。メイクアップ製品の開発に触発されたヘアケアにおける技術革新は著しいとしている。

スキンケア部門は美容カテゴリーの中クロスオーバーする機会が多く、BB、 CC、DD(アンチエイジング)クリームが市場に投入され、食品やドリンク剤でのスキンケア活性物質が製品化されている。今後はスキンケア製品、スキンケア機器、食品など多岐にわたり開発が活発になると予測される。

フレグランス部門では、消費者は美容製品同様に付加価値を追求するだろうと予測される。例えば、酸化防止剤、ビタミン剤、UVフィルターなどフレグランス以上のものを期待している。さらに、衣料用フレグランスの領域は未開発で潜在市場としての可能性が高いと分析。フランス人女性の3分の1は自分の好きな香りが含まれるスキンケア製品に興味を示し、イタリア人女性の10人中、4人はファブリックケアと香りのカテゴリーに強い関心があると同社は指摘している。

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