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女性の室内日焼け曝露量、扁平上皮がんリスクと関係

室内日焼けサロンの利用と皮膚がん発症リスクとの関連を検討した研究成果が10月2日、「JAMA Dermatology」オンラインに掲載された。

「ノルウェーの女性とがん研究(Norwegian Women and Cancer study)」から女性15万9419人を対象に、室内日焼けと扁平上皮がんのリスクとの間に有意な用量反応関係があるかを調査した。平均追跡期間16.5年で597人が扁平上皮がんを発症した。

SCCのリスクは、室内日焼けセッション利用の累積回数が増えるにつれて増加し、利用無しの人に比べ、最高セッション回数の人の調整ハザード比は1.83だった。室内日焼けの経験がない人と比べたSCCリスク(ハザード比)は、10年未満の利用者で1.41、10年超の利用者で1.43、利用開始年齢が30歳以上で1.36、30歳未満で1.51と有意に高かった。室内日焼けの開始年齢とSCC診断年齢の間に有意な関連は認められなかった。室内日焼けへの累積曝露と扁平上皮がんリスクとの関連は、室内日焼けの使用期間および開始時年齢にかかわらず同様であることが示された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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