「体の中から美容を」協和発酵バイオのアミノ酸美肌4素材
2014.01.14
編集部
協和発酵バイオ株式会社(東京都千代田区大手町1丁目、石野修一社長)は「美容は体の中から湧き出てくるもの(インナー・ビューティ)」ととらえ、細胞に働きかける4素材を提供している。女性の社会進出が進んでいることと、高齢化社会がその背景にある。美容、高齢化、スポーツをヘルスケアの3つのコンセプトと位置付け、中でも美肌ケアとして①乾燥肌②シミ③くすみ④シワ―の4つのカテゴリーに分けてアミノ酸素材を提案している。
「乾燥肌に潤いを」としてアミノ酸のシトルリン、セリンの補給を紹介する。肌の天然保湿成分(NMF)の半分はアミノ酸とアミノ酸代謝物でできており、肌の潤いを保つ大事な素材だ。経口で粉末状のものをマウスに食べさせて肌の水分が増した実験結果もあるという。
シミ対策には、紫外線に起因する色素沈着の防止が大切として、カロチノイドやリコピンによる紫外線障害の抑制を期待している。強い紫外線を与えてもシミができにくいエビデンスもある。
肌の透明感が失われるくすみ対策には、新陳代謝の遅れを回復させる必要があるとして、シトルリンによる血流改善を提案する。シトルリン摂取で血流が改善し、肌のターンオーバーの乱れが正常化されてくすみの抑制につながるという。
4つ目のシワの領域では、コラーゲンが壊れるとシワができることから、オルニチンによりコラーゲンの合成促進をしてシワやハリなど肌質の改善効果が期待されると説明する。これもマウス実験でエビデンスがある。
美容領域では現在、コラーゲン、ヒアルロン酸、ビタミンCの3つが主流だが、商品による差別化が難しい。協和発酵バイオは、この3つほど認知されていなものの、美肌カテゴリーを4つに分けて美容商品への素材配合を提案、原料を市販している。トータルな美肌対策としてアミノ酸を中心に健康食品の素材にし「体の中から美しさを」と訴える。同社は肌のケアが必要となる30代以上の女性がターゲットだ。