アンチエイジングに関する市場動向および予測レポートが米市場調査会社Transparency Market Research（本社：ニューヨーク州）によって14日発表された。同社オンライン版で、レポートのハイライトを紹介しており、これによるとグローバル・アンチエイジング市場は2013年では1223億ドルと推定。今後も年平均成長率7.8％という高成長が見込まれ2019年に市場は1917億ドルにまで拡大すると予想している。

調査会社の指摘によれば、アンチエイジングに含まれる市場は抗しわ製品、ヘアカラー、育毛治療、豊胸や無線周波数機器など老化防止のための美容関連の領域になる。

近代の技術革新でアンチエイジングの製品は目覚しい進歩を遂げ、美容医療サービスやデバイス（機器）よりも比較的手頃な価格で提供されるので消費者により広く受け入れられていると分析。一方、美容医療の外科的サービス市場予測として、2013年から2019年で年平均成長率5％以上を予測している。

団塊（1946 -1964年生まれ）の世代は、発明や革命の時代に生まれた世代として20世紀の最も成功した世代であると考えられている。彼らが高齢化し、利用可能なアンチエイジング製品、サービス、およびデバイスの詳細を認識してきているので、アンチエイジング市場の需要拡大の原動力となる可能性が高いだろうと指摘する。これから18年間は団塊の世代が一日あたり8,000人というスピードで65歳の定年を向けるだろうと推定される。化粧品会社、美容医療開発会社、医療機関などがアンチエイジング市場のパイを狙いより一層、商品開発を加速するだろう。