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活性炭入り練り歯磨きの有効性を評価

歯のホワイトニング剤としての活性炭の有効性を検討した研究成果が10月3日、「Annals of Anatomy – Anatomischer Anzeiger」オンラインに掲載された。

ホワイトニングは人気のある治療の1つである。現在では、ホワイトニング剤として研磨効果があり、天然化合物である活性炭に大きな関心が寄せられている。今回の研究では、歯のホワイトニングのための活性炭ベースの練り歯磨きの使用に関する入手可能な文献のシステマティックレビューを実施し、活性炭の有効性および/または活性炭入り歯磨き粉を使用することの安全性を評価した。木炭、炭、活性炭で検索の結果208件の文献が特定され、そのうち選択基準を満たした11件をレビュー対象とした。選択された文献のバイアスリスクは中~高と判断された。

その結果、美白効果に関しては研究によって結果はさまざまだった。比較された治療法の間に有意差がないものもあれば、活性炭が最も効果的とはいえなかった研究もあった。研磨効果に関しては、ほとんどの研究で活性炭入りの練り歯磨きがより高い研磨の可能性を持っていることが示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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