「美=スマイル」をモットーに~ビューティーコンテンツファクトリー

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2014.04.14

編集部

株式会社ビューティーコンテンツファクトリー(以下BCF、東京・南青山、岩田卓郎社長=写真)の手がけるブランド「マリコール」はフランスが発祥地で、世界55カ国、6,000店以上のエステティックサロンがその製品と技術を愛用しているトータルスキンケアブランドである。

岩田卓郎社長同社はマリコール日本総代理店で、基本的ノウハウはフェイスもボディも一つのホリスティックな(全体的観点)スキンケアと考える。日本人に合う化粧品のセレクトや手とマシーンによるエステティックはフランス本国のマニュアルがベースになっている。マリコールはエステティック発祥地のフランス市場でも売り上げナンバーワンを誇り、占有率はフランス全土の52%を占める。

日本に展開するBCFはairグループ6社を岩田社長が統括するうちの1社である。airグループは海外エステティックブランド化粧品の販売、サロンのライセンス運営、化粧品やヘアケア製品の開発も行い、取引先に一流百貨店などが並ぶ。マリコールは化粧品とマシーンを同時に独自開発する珍しいブランドだ。マシーンはEMS(電気刺激)やイオン導入のエイジングケア、ボディスリミング、毛穴ケアが可能な三種類を開発、これに併用する化粧品も独自開発して相乗効果を目指している。

女性エステティシャンたちの平均年齢は約30歳、最高齢は60歳である。一流エステティシャンや美容師などを目指して4月に新たに約50人がこのグループに入社する。研修内容はフランス・マリコールの日本版で南青山の研修センターで約1カ月間、立ち居振る舞い、身だしなみ、言葉遣いなどのマナーから皮膚理論、商品知識、技術指導を受ける。基本技術のクレンジング、マッサージ、などから始まり、1日8時間、ハンドやマシーン計5種類のベーシック技術を習得する。サロン配属後、約1年をかけて全18種類のトリートメントを確実にマスターしていく。研修はどの企業でも行われているが、BCFが違うのは中途半端で終わらせない点である。「世界のどこでも通用するエステティシャン」が教育理念だ。意志の強い女性は厳しい研修を乗り越えて瞬く間に有能なエステティシャンに成長するという。

名古屋_ビューティーコンテンツファクトリー

接客態度にしても、サービス業としての基本を徹底させ、美容とは「ビューティーエンターテインメントである」と位置付ける。この10年、エステティック業界にはグレーな時代があった。矯正下着や宝石を販売したり、高額なサプリメントを客に買わせるということもあったが、BCFは理想的な人材を作り上げていくことを目標としている。

岩田卓郎社長はまだ39歳の若さだが「美=スマイル」と力説する。エステティシャンは「人対人」のビジネスであり、技術と知識を磨き、笑顔で魅力ある社員に育っていくことを期待する。

岩田社長は「エステティシャンはすべて手を使う。機械やロボットに任せられない仕事だ。この職業こそ女性しかできない仕事であり、女性ならではの心あるエステティシャンとして誇りを持ってほしい」と語っている。

エステティック特集「女性が活躍する企業」(3)

参考リンク
ビューティーコンテンツファクトリー

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