「人が輝くと企業が輝く」という信念を共有、地域密着型エステココ

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2014.04.21

編集部

「人が輝くと、企業が輝く」という信念をスタッフ全員が共有する株式会社エスピィエム運営のトータルエステサロン「エステココ」。親子三代にわたるお客様の存在が示すように、「地域密着型サロン経営」で信頼を積み上げてきた店舗が発信するショップブログには、スタッフとお客様の垣根を越え、こだわりの「手技」を通して気持ちでつながった人と人との関係性が垣間見える。

同社は、社名変更によって2006年に「エステココ」ブランドを設立。エステココは、現在12店舗あり、社員数は60人。江戸川区、千葉、茨城などを中心に展開していたが、昨年、待望の「銀座店」をオープンした。銀座店は、その年の「第3回エステティック・グランプリ」で、549店の中から東京店第1位に選ばれた。

エステティシャンに「手技」は欠かせないが、エステココでは特に「手技」にこだわっている。自社エステティシャンの育成だけでなく、広く「手技」を指導するアカデミー開校の計画もある。競合店ひしめく東京エリアでの1位獲得は、銀座店を預かるスタッフたちだけでなく、より一流を目指してスキルアップに日々自己研鑽を続ける同ブランドのエステティシャン全員の自信と喜びにもなったはずだ。

SPM_エステココ銀座店

エステココのエステティシャンは20代~60代、約3割は既婚者だ。出産、育児休暇を経て復帰してくるスタッフも多く、統括本部長の茂木彰子氏(写真)は、「うちにはマタニティ用の制服もあるんですよ」と笑う。

「エステティシャンの仕事は女性が長く勤められる職業の1つ。しかも美しく、生き生きと。」というように、50代の現役エステティシャンも7~8人いる。キャリアを積んだスタッフはお客様の「安心」を担保し、若いエステティシャンや、店舗の要となる店長を心理的にもサポートする重要な存在だ。

都心からの周辺エリアに店舗が多いエステココでは、公休日やスタッフの勤務シフト調整にも、その地域のお客様のライフスタイル事情をよく理解した設定が必要となる。店長に任される裁量は広く、その分責任も重いがやりがいはもっと大きくなる。

SPM_茂木彰子統括本部長そんな未来の店長候補として、今年は7人の新入社員が入社した。現在、サロンと研修所を行ったり来たりしながら、延べ3~4ヶ月の「技術研修」「身だしなみ」「接遇」の教育研修などに取り組んでいる。

研修が終わると、いよいよエステティシャンとしてサロンデビューとなるが、デビューの扉を開く鍵を握るのが、固定客だ。

「長年ご利用いただいているお客さまにモデルになっていただいています」(茂木統括部長)。

エステココの客年齢は30代~70代。中には母から娘、そのまた娘(孫)へと3代にわたる得意客もいる。専門学校を卒業し、新卒で入社してくる20歳前後のエステティシャンにとって、年長の客への施術はただでさえ緊張がつきもの。同サロンの施術を身体で知っている得意客への施術となれば尚更だ。

「モデルになっていただいたお客さまは、そのエステティシャンに目をかけてくださいます。自然に応援しよう、育ててあげようという気持を持ってくださいます。新米エステティシャンには心強い”応援団”とその応援に応えようとする向上心を、お客さまには店舗やスタッフに愛着を持って末永く来店していただくきっかけを」、と茂木本部長。

企業にとって2つの貴重な”財産”を大切に見守り、育てる仕組みがここにある。

 

エステティック特集「女性が活躍する企業」(4)

参考リンク
トータルエステサロン「エステココ」

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