医療法人社団シーズ・メディカルグループ シロノクリニック（東京都渋谷区）は5月22日、最近流行している「ドクターズコスメ」と「クリニカルコスメ」に関する意識調査結果を公表した。結果では、医師が処方するコスメに興味はあっても約8割が買い方を知らないという状況がわかった。同調査は、今年3月に関東地方在住の25歳から59歳までの女性計100名を対象に実施された。

調査では、本気で自分の肌に合った化粧品を探している女性は7割以上と判明。また、シミに効く、シワやたるみに効く、ニキビに効くならクリニック処方のコスメを使ってみたいと思うか、という3種類の質問に対して、平均して7割の女性が「はい」と回答した。2人に1人は「電車を使ってでも行きたい」と回答しており、ドクターズコスメやクリニカルコスメの流行を裏付ける結果となった。

クリニカルコスメのイメージでは、「安全そう、信頼できる、効きそう」という回答と、「高そう」という回答が同数だった。

7割以上が関心を持つクリニカルコスメにも関わらず、8割以上は実際にどこのクリニックで売っているのか、クリニックで売られていることすら知らないという状況であることも判明。同クリニックは、「ドクターズコスメやクリニカルコスメという存在だけが先走り、実際にそのニーズを満たす具体的な情報がまだまだ不足しているのが現実」とまとめている。