グローバル市場で化粧品小売店を展開しているセフォラは、イタリアのミラノ店で顧客サービスの一環として、カラーコスメのサンプル試供に米ベンチャー・ ModiFace社が開発した“３Dミラー”を５月末に導入した。利用者からカラーコスメのメイクのシュミレーションがリアルタイムにできるとして話題になっている。

話題の“３Dミラー”は仮想イメージチェンジミラー。顧客の顔の特徴を追跡し、カメラのビデオストリームを経由して顧客の顔に仮想的にアイシャドーを付けてミラーに映し出すことが出来る技術を搭載している。

複数のアイシャドーが入力された画面から、試してみたい色を選択すると、鏡に映っている自分の顔が、選択した色でアイメイクされる。化粧おとしをしなくて複数の色やテクスチャを試すことができ、自分の顔を動かすとあらゆる角度からどのようにメイクアップされたかを確認することも可能になるという。

ミラノ店での反響をみて、世界各地のセフォラでの導入を検討する予定とみられる。現在はアイシャドーに限定したサービスだが、将来的にはリップカラー、ブロンザーなどの選択肢を付加することも可能になるだろう。