“温泉藻類”研究のサラヴィオ化粧品、「東久邇宮国際文化褒賞」受賞
2014.06.26
編集部
“日本一の「おんせん県」おおいた”の別府市に本社をおき、温泉研究によるヘルスケア商品を開発する株式会社サラヴィオ化粧品は、別府温泉の研究により炎症を抑える作用のある新型藻類「RG(アルジ)92」を発見したことを評価され、「東久邇宮国際文化褒賞」を受賞。6月23日に国際文化会館(東京都港区)で開催された受賞式で、同社の濱田茂・代表取締役会長および中央研究所の加世田国与士所長が講演などを行った。
温泉藻類「RG92」は、リウマチ、腰痛、神経痛、皮膚炎に対する効果効能で知られる別府温泉の研究により、2012年に同社が発見した新種の温泉藻類。この藻類「RG92」の有効成分は経皮吸収性に富む「糖脂質」で、患部に塗布することで痛みや、かゆみ等が軽減するという事が検証された。
同社は、この藻類「RG92」に「再生への道」という意味と期待を込めて『RG92(Regeneration Gateway)』と命名。この温泉藻類「RG92」エキスを配合し、2013年10月、顔だけではなく全身用として、性別・年齢を問わず使える『RG92マルチアクティブローション』(6,800円/税込、写真)を発売した。
株式会社サラヴィオ化粧品は、温泉源を基に温泉酵素テクノロジー、藻類研究・開発を行い、ヘアケア、スキンケア製品を製造販売している。温泉酵母研究では、2013年5月に英国エジンバラで開催された「第7回世界毛髪研究会議」で日本民間企業初となる「最優秀プレゼンテーション賞」を受賞。今年も韓国済州島で開かれた第8回会議で2年連続で学会発表を実施している。
東久邇宮国際文化褒賞は、宮家出身の首相である東久邇宮稔彦王の第一王子・東久邇宮盛厚王を名誉総裁として1963年に設立された東久邇宮記念会が主催する褒賞。文化の発展のために極めて優れた発明、業績、社会貢献などの功績を評して授与されており、過去には、元総理大臣の三木武夫氏、竹下登氏、元トヨタ自動車社長・豊田喜一郎氏、小説家の遠藤周作氏らが受賞している。
- 参考リンク
- 株式会社サラヴィオ化粧品