ナチュラルコスメのパッケージは“植物”が人気?!
2012.11.19
編集部
石堂硝子株式会社はこのほど、女性の自然志向を背景に、市場での存在感を高めるナチュラルコスメの容器動向を分析した。
化粧品容器メーカーである同社は、最近躍進を続けるナチュラル化粧品におけるキーワードや傾向を分析し、その動向を探った。
まず同社は、「ナチュラルコスメ」とは「原料が植物やミネラルなど天然由来の原料を使い、ブランドコンセプトで“自然さ”“ナチュラルさ”を追求しているコスメ」と定義した。「オーガニックコスメ」については「農薬や化学肥料を用いず、有機栽培で育てられた植物を使っているコスメ」とし、オーガニックコスメはナチュラルコスメの一部でもあるとした。
またナチュラルコスメのキーワードは「自然」「植物」「シンプル」「ピュア」「やさしい」「明るい」「なめらかな」「和らぐ」などとした。
そしてキーワードに入っている「植物」への傾倒、リスペクトを感じないナチュラルコスメはないとして、容器にもその要素がふんだんに盛り込まれていると分析している。
具体的には、花や葉、茎、実、ツルなど植物を感じさせるモチーフや柄、イラストが描かれているものが多く、色については清潔感を感じさせる白をはじめ、植物を感じさせる緑や茶色が多用されているとした。
容器に関しては、その形は意外にもシンプルで、オリジナルの金型バリエーションはけっして多くはなく、アイテムごとに個性を発揮し、洗練された印象を与える容器が多いとしている。
結果、ナチュラルコスメは「天然由来」が最大の持ち味であり、容器にそれほど豪華な仕様は必要なく、印刷で差別化すればブランドの個性や世界観を表現することが可能であるとしている。
●お問い合わせ
石堂硝子株式会社
TEL:06-6971-3897