日本は出遅れている!?動物実験をしていないコスメ

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2015.02.26

編集部

HSI国際的動物保護団体である、ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI)は、世界各国で行われている化粧品の動物実験の禁止を訴える「Be Cruelty-Free」の活動を日本でも普及しており、本日都内某所にて動物実験をしていない化粧品の体験イベントを行った。

各国で行われている同活動により、化粧品の動物実験はすでに欧州連合(EU)、イスラエル及びインドにおいて禁止、オーストラリア、ブラジル、ニュージーランド、台湾及びアメリカにおいても化粧品の動物実験を禁止する法律が検討され、さらに、中国では国内で製造された化粧品における動物実験の要件が廃止された状況だが、日本においては法的規制に進んでいないという。また、同団体の消費者意識調査によると、多くの割合で動物実験禁止を支持している事がわかった。米国、台湾、ブラジルは6割以上が支持しており、韓国では7割、カナダでは8割もの消費者が支持している結果となったが、日本ではまだ5割程度に留まり、法規制が無い現状と共に動物実験が行われているという認知が薄いのだという。過去に中国では年間30万頭の動物が犠牲になっている。また、現在では動物実験ではなく人工培養した皮膚での実験など技術も進んでいるため、日本で早急に対応が必要な状況だという。

HSI2同イベントには、株式会社ラッシュジャパン(神奈川県愛甲郡:写真右)、株式会社ミス・アプリコット(神奈川県三浦郡:写真左)が参加し各社がこだわって作っている”動物実験をしていないコスメ”の体験や、それぞれの特徴を紹介した。ラッシュは、海外ブランドだがその素材や原料のほとんどは国内で自ら仕入れを行い製造、販売を行うこだわりのコスメ。そして、ミス・アプリコットは26年も前から国内で”コスメの動物実験禁止”を掲げてきたパイオニア的存在だ。

 

参考リンク
Humane Society International(日本語)

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