イリドイド含有飲料は体脂肪率などに改善効果
2015.05.7
編集部
モリンダ ワールドワイド インク(米国ユタ州)はこのほど、イリドイドを含む飲料を飲むことにより、肥満者のAGE(終末糖化産物)値および体脂肪率が減少するなどの研究結果を発表した。3月末に米国・コロラドで開催された249回アメリカ化学会(American Chemical Society)において発表した。
成人肥満者60人を2グループに分け、30人は低カロリーダイエットを実施。30人は低カロリーダイエットに加えてイリドイド含有飲料を毎日120ml飲み、6週間後にAGE値、体脂肪率、基礎代謝量、動脈硬化指数などの測定を行い実験前の数値と比較した。
イリドイド含有飲料を毎日飲んだグループは、AGE値が対照群より30.1%改善しており、さらに体脂肪率、基礎代謝量、動脈硬化指標もそれぞれ11.3%、9.7%、28.9%、対照群より改善。また、試験管実験においては、イリドイド含有飲料は濃度依存的にAGEの前駆体であるメチルグリオキサールを阻害する結果となった。
これらの実験結果は、イリドイドがAGE蓄積と肥満を改善することを示唆するものとなるとしている。
- 参考リンク
- モリンダ ワールドワイド インク