雪印メグミルク株式会社（東京都新宿区）はこのほど、独自素材であるミルクセラミドMC-5の肌質への作用に関する新たな知見を「第12回アジア栄養学会議（第69回日本栄養・食糧学会大会と合同）」（5月14日～18日開催）において発表した。

ミルクセラミドMC-5は、牛乳に含まれるスフィンゴミエリン（SPM）を濃縮した乳素材。同社ではこれまでに、様々な試験によりMC-5の皮膚保湿改善効果を明らかにしてきたが、今回の研究では、さらに少ない量のSPMでも肌に対する効果を示すか調べた。

乾燥肌の男女（20-39歳）96人を3つの群に分け、MC-5を170mg、86mg、0mg（プラセボ群）含むソフトカプセルを12週間摂取してもらったところ、170mg摂取群で「目の下の弾力性」が増加したほか、アンケートにより、「顔のうるおい」「目元のしわ」などに改善が見られた。

これにより、MC-5はこれまでよりも少ない量でも肌質改善効果が期待できることがわかったとしている。