信じる?信じない? 誕生月で異なる病気のリスク

最新商品

2015.06.15

国際部

誕生月によってリスクの高い疾患が異なるという研究結果が6月3日、「Journal of American Medical Informatics Association」オンライン版に掲載された。

アメリカで約180万人の個人データを基に、誕生月と1688種類の疾患との関係をフェノームワイド・メソッドという方法を用いてモデル化した。その結果、7月と10月生まれでは喘息リスクが、11月生まれでは注意欠陥多動性障害(ADHD)リスクが最大など、誕生月と大きく関係していた55種類の疾患を特定したという。

研究者の一人、コロンビア大学のNicholas Tatonetti博士は、このデータを疾患の新しいリスク因子のひとつと考えているようだ。そして同時に、誕生月による疾患リスクは、疾患と食事または運動といったリスク因子との関係に比べれば、関係性は僅かであるので、過度に考えすぎる必要はないとも述べている。

#

↑