奈良県が「漢方のメッカ推進協議会」を設立
2015.07.1
編集部
同協議会は、同県にゆかりの深い漢方について、川上の薬草栽培から川下の製薬、食品メーカー、外食産業までの事業者や、機能性、臨床等研究を行なう大学・研究機関の研究者などによる情報交換、交流を促進し、漢方関連の新たな商品やビジネスモデルの創出を目指した研究成果などの利活用体制の構築を図ることを目的としている。
具体的には、講演会などの開催、同県の取組や研究情報などの提供、会員相互の交流、事業化を目指す研究会・コンソーシアムなどの設置を行なう。
会員を募集しており、会員資格としては「協議会の目的に賛同する農業法人、企業、大学、研究機関」「諸団体等に所属している人」となっている。
また、同協議会活動の第一歩として、「漢方のメッカ推進協議会 キックオフセミナー」を7月23日に奈良春日野国際フォーラム(奈良県奈良市)において開催する。
慶應義塾大学 環境情報学部 教授 医学部兼担教授の渡辺賢治氏による「(仮題)地方創生・6次産業化に向けた漢方の役割」と題した基調講演が用意されているほか、漢方のメッカ推進プロジェクトでの研究成果である「トウキ葉の食品への利用」などについて発表する。
- 参考リンク
- 奈良県 漢方のメッカ推進プロジェクト