金沢工業大が日本酒成分に新たな保湿機能を発見
2015.07.2
編集部
金沢工業大学バイオ・化学部応用バイオ学科 尾関健二教授の研究室は、日本酒の主成分で、麹菌によって生成される「α-エチル-D-グルコシド」(α-EG)に2つの新規保湿機能があることを発見した。
「α-EG」は、日本酒に0.5%程度含まれる旨味成分として知られている。
従来から長期使用による肌の保湿効果があることが知られていたが、尾関研究室の4年生2人と大学院博士前期課程2年生1人の計3人の学生が、肌への塗布や経口摂取により、「α-EG」に新たに次の2つの保湿機能があることを発見し、今年2月にプロジェクトデザインIII(卒業研究)と修士論文として発表した。
シャンプー、石鹸などの日用品や飲用による美容食品など、「α-EG」を利用した幅広い新製品開発を産学連携で取り組んでいる。
- 参考リンク
- 金沢工業大学