脂肪燃焼効果や中性脂肪低減効果などで知られるオメガ3脂肪酸。どのように摂取したらより効果的かを調査した結果が7月10日、「Nutirients」オンライン版に掲載された。

オメガ3脂肪酸の摂取は、青魚を週に1～2回、またはサプリメントを1日当たり250～300mg摂取などが推奨されている。今回の研究は、オメガ3脂肪酸を週に数回摂取することと、毎日摂取することに差があるのかを、ラットを使った実験で検討した。

生後6週の健康なオスのラットを、長鎖オメガ3脂肪酸を与えない、毎日与える、週1度与えるの3つのグループに分け、6週間の実験を行った。その結果、オメガ3脂肪酸の多くはβ酸化することがわかった。β酸化せず、利用可能な成分として残る割合は、毎日与えるグループで15％、週1回与えるグループで23％だった。研究者らは、この結果を予想外と呼び、オメガ3脂肪酸は毎日摂取するよりも、週に1回まとめて摂取した方が効率的と述べている。