VOYAGE GROUP、化粧品分野に新規参入、宇佐美社長が筆頭株主に

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2015.07.22

編集部

メディア関連事業やウェブ検索などの事業を行うVOYAGE GROUP(東京都渋谷区、2014年7月東証マーズ上場)は、化粧品の企画開発・販売を行う子会社として株式会社ゼノシス(東京都渋谷区)を設立(2015年2月)し、新たに化粧品分野に参入した。また、同社の筆頭株主ポラリス第2号投資事業有限責任組合(ポラリス・キャピタルが2007年11月設立のファンド)が保有していたVOYAGE GROUPの株式73万株を売却。これにより宇佐美進典社長が筆頭株主になった。

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同社が新たに子会社を設立して化粧品分野に参入したのは、現在運営するポイントサイト「ECナビ」や、ライフスタイル提案型のポータルサイト「朝時間」などを通じて、ネットショッピングのユーザーに付加価値の高いサービスを提供することで歩留まりの向上と収益の拡大に繋げる狙い。「商品の企画開発に当たってアンケートや座談会などを通して意見を集約したところオールインワンジェル開発の期待が高く商品開発を決めた」という。8月にも第1弾としてオールインワンジェル「ViTAKT(ヴィタクト)」を通販市場に投入する。

現在までポラリス・キャピタル・グループが設立した投資ファンドは、第1号投資組合(2004年11月設立)から第3投資組合(2012年7月設立)の3ファンドありヴォヤージは第2号投資組合から出資を受けていた。

同社は長期的に売上高1000億円企業を目指している。現在の売上規模(2015年9月期売上高180億円計画)の約5.5倍を目標にしている。しかし、現行の事業で長期目標を達成するのは至難の業。第3、第4の成長事業を育て上げなければならない。おのずと「新規事業の化粧品事業に寄せる期待は高いが、どの程度成長に供するか、現段階では未知数」である。今後の化粧品戦略が注目される。

参考リンク
VOYAGE GROUP

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