家事は減り、体重は増える…45年間の研究より

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2013.03.6

編集部

女性の肥満は家事労働と関係するかについての論文が、科学雑誌PLOS ONEのウェブサイトに、220日、公開された。

米国で行われたこの研究は、19-64歳の女性の時間利用データの中から、家事労働とそのエネルギー消費量を1965-2010年の45年間追跡調査したもの。食事の準備・片付け、洗濯、掃除などの家事に費やす時間は、1965年の週25.7時間から、2010年には13.3時間に減少、カロリー換算では、週6004キロカロリーの消費から、3489キロカロリーに減少していた。これらの結果から、家事労働の減少が、女性の肥満増加率に寄与していると研究者らは述べている。また、 2010年までに、家事労働より画面ベースのメ​​ディア(テレビ、パソコンなど)への時間が25%以上増加した。からだを使う家事労働から、テレビなどの座りがちな娯楽への転換による健康への深刻な影響も示唆された。

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