北海道コスメ全国に発信、石けんや入浴剤などブランド化も

最新商品

2015.07.31

編集部

北道道内の中小化粧品メーカーが大同団結して設立(2012年)した北海道コスメ協会(北海道札幌市、会員13社)は、サケの白子やクマザサ、ベニズワイガニなど道産の食材・素材を原料にした化粧品を開発して全国に発信、需要の拡大とブランド化に取り組んでいる。

北見ハッカ通称「ミントクリーム」これまで道産のサケ皮のコラーゲンを含んだクリームやベニズワイガニから抽出したキトサンを原料としたローション、シラカバの葉のエキスを配合した化粧水、北見産ハッカを原料とした北見ハッカ通商開発のミントクリーム(写真)など道産の食材・素材を原料にして商品化した化粧品は、石鹸、シャンプー、化粧水など全部で約100種類にのぼる。

協会設立以降、道内のみならず都心の北海道アンテナショップでの販売や国際展示会への出展、全国主要都市の百貨店での物産展の開催など北海道コスメの認知度アップに取り組んできた。

そうした販売活動が奏功して会員企業のクロワールが開発した「あんここ」や香遊生活のオーガニックハーブ、セピアが商品化した自然派化粧品が注目されて「ヒット商品に繋がるなど北海道コスメに賭ける会員、消費者、地元産業界の期待は大きい」という。また、協会会員の中には、サケの皮から抽出したコラーゲン開発で先鞭をつけた水産加工会社が全国の化粧品会社にコラーゲン供給をさらに拡大するため売り込みを強化中。

同協会では、道産の食材・素材を使用した石けんや入浴剤などを「北海道ブランド」の一分野として取り組む考えだが、札幌商工会議所などが推進するブランド「ホワイトコスメ」が存在するなどブランド化は、一枚岩とはいかない状況。

参考リンク
北海道コスメ協会

#

↑