13日から香港で「中医薬展示会」が開幕
2015.08.11
編集部
香港貿易発展局(HKTDC)と現代化中医薬国際協会(MCMIA)主催の「第14回国際現代化中医薬及健康産品展覧会曁会議」(International Conference & Exhibition of the Modernization of Chinese Medicine & Health Products)が8月13日~15日、香港会議展覧中心(Hong Kong Convention and Exhibition Centre)において開催される。
今回は120社が出展。7つの地区ゾーンを設け、中国の国家中医薬管理局、吉林省、青海省、甘粛省、貴州省のほか、今回新たに珠海と広州も加わる。「中薬(生薬)」「健康食品」「機能性食品とその関連製品」「健康維持療法」「美容エステ」「原材料、設備とその関連サービス」「科学技術と開発」などのブースも設け、各種中医薬と健康関連製品やテクノロジーが一望できる。
MCMIA会長の周薇薇氏によると、WHOが1月にまとめた報告では、循環器系疾患が全世界で最も多い疾病に位置づけられており、非常に関心が高いという。そこで、今年のカンファレンスでは「循環器系疾患防止のための中薬の研究とビジネスチャンス」をテーマに、ドイツ、米国、中国、香港の専門家らが「中医薬市場と原材料の品質」「心血管に有効な中薬」「中医薬と冠状動脈性心臓病との関係に関するデータマイニング研究」「心臓の衰え、不整脈」などについて討論する。
また、「第11回国際院生中医薬シンポジウム」では、中国、シンガポール、香港、マカオの中医薬院生が参加し、学術成果を発表する。
会期中は、香港大学によるポスター展示「現代人のための中薬養生法」や出展者セミナーが予定されている。
最終日の15日は一般開放し、中医による健康セミナーが開催される。具体的には、中医師や栄養士による中医美肌・美容、健康と美容のための飲食法、糖尿病や湿疹の治療・予防法、飲食を通じたコレステロール・脂肪の低減法、中西薬や鍼灸・推拿を使った痛症対策について、有益な情報を得ることができる。
- 参考リンク
- 第14回国際現代化中医薬及健康産品展覧会曁会議