コンタクトの使用法、守らなかったことがあるは99%

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2015.08.25

国際部

アメリカ人のコンタクト使用者は推定で4090万人(米国成人の16.7%)。角膜炎やコンタクトレンズ装着による異常発生のために眼科医を受診したアメリカ人は毎年100万人近く、費用は175万ドルと大きな医療負担となっている。コンタクトレンズ使用者とリスク行動について2014年の報告が8月21日、アメリカ疾病管理予防センターのサイトに掲載された。

調査は、市場リサーチ会社による消費者調査に基づき、回答が得られた4629人のコンタクトレンズ使用者を対象とした。回答者は女性が多く(82%)で、年齢も高かった(40歳以上)。93%はソフトコンタクトレンズ使用者だった。レンズ非使用者と比べると、コンタクトレンズの使用者はより若く、女性が多く、学歴が高く、白人で非ヒスパニック系だった。レンズ使用・非使用に年齢差はなかったが、レンズの種類に年齢は関連していた。毎日使い捨てのレンズ、睡眠中も装着可能なレンズの使用者には若い人が多かった。

レンズ使用者の99%が、消毒や保存などに関するレンズ取り扱いを守らなかったことがあると報告している。約3分の1の人では、レンズの装着に関係した目の赤みや痛みで受診した経験があると回答した。具体的には、レンズをつけたまま寝てしまったことがある人は50.2%、仮眠は87.1%、溶液を交換する代わりに新しい溶液を追加したことがあるが55.1%、レンズの交換時期を延長してしまったことがあるが49.9%、レンズケースの交換時期延長では82.3%、つけたままシャワーが84.9%、水泳が61.0%。レンズを水道水で洗って水道水で保存したことがあるが16.8%などの使用法を守らなかった例が報告されている。

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