輪ゴムひとつで「スマホ猫背」に変化?
2015.09.16
編集部
あさひ鍼灸整骨院(奈良県香芝市)の柔道整復師である田中雅樹氏はこのほど、スマホの使い過ぎが引き起こす「スマホ猫背」を改善する方法として、どこにでもある輪ゴムを使って誰でも簡単にできる「ゴムゴム体操」を発案し、YouTubeで無料公開した。
現在は高齢者ですらスマホを利用し、幅広い年代がスマホを活用する時代になっている。また、ゲームやネットサーフィンなど、長時間スマホをを使用する人は増えている。
スマホによる親指の使い過ぎは、首・肩のコリ・頭痛・めまい・耳鳴り・腕のしびれなど、あらゆる症状を引き起こすことがわかっている。親指は、東洋医学の経絡理論で肺経と呼ばれ、呼吸器と大きな関係がある。親指の使い過ぎが、肺の機能を低下させ小さくすぼむような状態になり、通常の猫背をさらに悪化させる。実際、親指の歪みがきつく、猫背になる患者が急増している。
歪んだ親指を改善するには、親指を伸ばす必要がある。具体的には、輪ゴムを用意し、強度をつけるために1つの輪ゴムを2重にする。次に、親指の先の指紋の真ん中に輪ゴムをひっかけ、もう一方の手で輪ゴムを持ち肘を伸ばして親指を身体側に引っ張る。続いて、ゆっくり親指を反らすように伸ばしていき、充分に伸びたと感じたら一回やめる。そしてもう一度伸ばす。これを左右3~5回繰り返す。
ゴムのしなやかさを使い親指を自然に伸ばすことで、親指の疲労を瞬時に回復し、猫背改善に効果が期待できるという。
- 参考リンク
- ゴムゴム体操動画